2011年1月7日金曜日

アフガニスタンに恒久的な基地を持つべきとするリンゼイ・グラハム上院議員の見解に

アフガニスタンに恒久的な基地を持つべきとするリンゼイ・グラハム上院議員の見解に対するアフガニスタン・イスラーム首長国の応答
 
リンゼイ・グラハム共和党上院議員は、NBCテレビのインタビューの中で、アメリカはアフガニスタンに恒久的な軍事基地を維持するべきであると述べた。彼はこれらの基地はその地域とタリバーンとの戦闘において有益なものとなるだろうと主張した。
 
彼の発言によって、イスラーム首長国が過去十年間にわたって世界中の民衆の前に明らかにしようと試みてきたアメリカの植民地主義的な動機は、そのヴェールを取り除かれ明確にされた。実際、侵略国家アメリカは、テロとの戦争という名目のもと、この地域と世界中とにその支配権を確立することを望んでいる。そのために彼らは民衆から奪われてはならない権利を剥奪しようとしている。この観点から、アフガニスタン・イスラーム首長国は次のようにその応答を述べる。
 
1、アフガニスタン・イスラーム首長国は、共和党上院議員による提案を断固として拒絶する。アフガニスタンに恒久的基地を維持しようとするアメリカの真意は、無期限的な占領の延長に他ならないだろう。このような非合法な手段は、アフガンのいかなるイスラーム主義者や愛国者にとっても決して受け入れられることではない。アフガニスタンのムスリム民衆とイスラーム首長国のムジャヒディーンは、アフガニスタンが独立国家として国際社会にふさわしい地位を得る時まで、アメリカによる占領とその他の企てに対する闘争を継続するだろう。
 
2、アフガニスタンにおける恒久的米軍基地の存在は、アフガニスタンとその地域の社会的、文化的、経済的な諸問題はもちろん、治安的状況もまた間違ったほうへ導くだろう。彼らは地域住民から彼らの自然な経済的、学問的な進歩の可能性を奪うだろう。都市やモスク、宗教的学校などでの最近の爆破攻撃と示威行為は、侵略国家アメリカの策略がもたらした醜い結果である。それゆえ、この地域の民衆も自由を愛するアフガン人も、アフガニスタンにおける恒久的基地の存在を決して受け入れない。
 
3、侵略国家アメリカの要職にある人物による発言は、「テロとの戦争」がワシントンによって考え出され、行われた偽物のドラマであったことをはっきりさせた。その実際の目的は、アフガニスタンの占領と、その地域における支配権の維持だった。時間の経過とともに関連する事実が一つまた一つと明るみに出ている。イスラーム首長国のムジャヒディーンは、勝利を手にするまで、このような陰謀と戦い続ける。
 
4、侵略国家アメリカとその同盟諸国には、昼日中にムジャヒディーンと戦う能力はない。このことによって、長期化する戦闘の中で、彼らは常に不平不満を抱えている。彼らは静まり返った夜中に家々を襲撃し、無実のアフガン人を殺している。それゆえ、その批判されるべき側面について、我々は地域と世界中の諸国家とに、植民地主義と戦うアフガニスタン民衆による闘争に対し、当然与えられるべき承認を与えることと、この運動に全面的な道徳的、経済的な支援を行うことを求める。何故なら、近年のジハードは、疑いなく、その地域と国際社会の自由を愛する全ての人々のための解放運動だからである。
 
5、経済的、産業的発展の中心地は、近い将来、アメリカやヨーロッパからアジアへ移行する。この経済的促進力は、資源を必要とする。そのため、侵略国家アメリカは、表面的にはテロとの戦いという名目のもとで、アフガニスタンの天然資源をその支配下に置くことを望み、地域の諸国家にアメリカの植民地主義的な目的と手段を認めるように強いることを意図した。同様に、彼らはアフガンの民衆が彼らの天然資源を用いることを阻み、貧困と惨めさの中で生活することを強いたのである。それゆえ、アフガニスタンのムジャヒディーンは、侵略国家アメリカが彼らの天然資源を略奪すること、そして彼らの自由を奪うことを決して許さない。
 
6、我々は、上述の天然資源の採取という国益と経済的利益に基づいて、諸国と明白に互恵的な同意にいたる準備がある。
 
7、アフガニスタン・イスラーム首長国は、信頼に足る組織である。我々は全ての近隣諸国に対し、我々が独立を獲得した後には、イスラームによる高尚な支配の光に照らして、彼らと良好な関係を維持することを保証する。その一方で、テロとの戦争という不正な大義のもとでのアメリカによるアフガニスタンでの恒久的基地の建設について、アメリカに欺かれてその同意を与えることのないよう彼らに強く求める。
 
イスラーム首長国のムジャヒディーンは、その正当な闘争において消耗してもいなければ、弱体化してもいない。
 
アフガニスタン・イスラーム首長国

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